医療の治療ということで、エステより安心感があるのか?~個人的見解【3】

多毛症という病気があります。

それで悩んでいる人も多いので、この脱毛自体がその病気を解決する医療行為に値するときもあるんですよね。

そのような時には、保険が適用される場合があります。

その脱毛は治療です。

保険が適用されるものですから、お医者さんしか出来ないのは当たり前ですよね。

ただし、多くの医師が行っている脱毛って、「簡単に利益が出せるものだから」だったりすると思うんです。

皮膚科の医師である叔父がいるのですが、脱毛の施術は行っていません。

「どうして?」と訊くと、「脱毛器の営業は来たよ」と話してくれました。

どのくらいの収益がアップするのかという説明を、かなり受けたようです。

ただし自分自身は「そういう脱毛は医師の本分じゃないから」という理由で導入しないことにしたようです。

これは叔父が偉い!とかいう話ではなく、考え方だと思います。

もちろん生き残っていかなければならないので、美容脱毛を導入するお医者さんがいてもいいと思いますよ。

それに技術力が上であれば、お客の利益にもなるじゃないですか。

ただ脱毛器の導入に対して「利益が上がる試算」を中心に、医療用機器の営業マンが説明する話を考えます。

当然「儲け主義」だけで手を出した医師だって多いんだろうなという予想は、私にも立ちます。

だから差をつけなきゃ

であれば、この脱毛市場という一つのマーケットを、医者とエステで食い合いしなければならないわけです。

安いエステにばかり流れても困ります。

大きな食い扶持なんですよ、医師にとっても。

なんとかエステを消費者の選択肢から外したいという敵対心が生じたって、おかしくありません。

「医師」という立場を利用して、蹴落とすしかありません。

医師会も大騒ぎしたんじゃないでしょうか。

脱毛は医師法違反であるというクリニックがよく引用する平成13年11月8日に通達された「厚生労働相医政局医事課長通知」を転載します。

以下<転載>

最近、医師免許を有しない者が行った脱毛行為等が原因となって身体に被害を受けたという事例が報告されており、保健衛生上看過し得ない状況となっている。

これらの行為については、「医師法上の疑義について」(平成12年7月13日付け医事第68号厚生省健康政策局医事課長通知)において、医師法の適用に関する見解を示しているところであるが、国民への危害発生を未然に防止するべく、下記のとおり、再度徹底することとしたので、御了知の上、管内の市町村並びに関係機関及び関係団体等にその周知を図られるようお願いする。

【記】

第1 脱毛行為等に対する医師法の適用

以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。

(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

(2) 針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為

(3) 酸等の化学薬品を皮膚に塗布して、しわ、しみ等に対して表皮剥離を行う行為

第2 違反行為に対する指導等

違反行為に関する情報に接した際には、実態を調査した上、行為の速やかな停止を勧告するなど必要な指導を行うほか、指導を行っても改善がみられないなど、悪質な場合においては、刑事訴訟法第239 条の規定に基づく告発を念頭に置きつつ、警察と適切な連携を図られたいこと。

これを見て、違和感を感じました。

(1です。

「レーザー光線またはその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭や皮脂腺開口部などを破壊する行為」とありますよね。

「レーザー光線またはその他の強力なエネルギーを有する光線」の「強力」は、「毛乳頭や皮脂腺開口部」に掛かってくる言葉です。

「毛乳頭や皮脂腺開口部」を破壊することが、医師法違反だと理解していいでしょう。

ただし随分と大雑把な「強力なエネルギー」という言葉にしています。

大雑把すぎません?